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渾沌とした中から生まれてくる生命の光をテーマにした20枚組ポートフォリオ
都市の喧騒の対局にある沈黙を闇の中に見つめ味わい、そこにうごめき、我々の存在の深い所から出てくるものと対話をする。・・・・・無明の闇から、ほのかな光がさしてきている。
日本文化の特色である簡素枯淡、閑寂幽玄を象徴するものとしての瀧を、物象よりも精神意向を描く事に主眼を置いて撮影。
父母との旅の記憶。パリ、セーヌ源流行、プロヴァンス、ココ・シャネルが青春期をおくった温泉町ヴィシィ、黒い森など。1998年実業之日本社から「断章仏蘭西紀行」として刊行。
1994年にモノクロ銀塩プリントで発表した作品を再構成。モノクロネガをスキャニングし、デジタル処理で心象風景の色としてサイアノタイプ調の色彩を象徴的に加えたものを和紙にプリントした。
1994年にモノクロ銀塩プリントで発表した作品を再構成。モノクロネガをスキャニングし、デジタル処理したものをフレスコジクレーにプリントした。
始めて白川郷を訪ねたのは五六豪雪(1980.12〜1981.01)と呼ばれた時の師走。春に再訪すると、離村した集落に残されていた合掌造りの家は皆雪に押し潰されていた。大きな集落から離れた家ではゆったりした時間が流れていて、囲炉裏端でお爺さんに「お兄さんどうぞ休んでいってください。どうぞ昼寝していって下さい。」と何度も言われたのも今では夢の中の出来事のようだ。
1983年「白川の郷」として発表した個展の中から祭りの部分をまとめた。荘川の上流の集落から下って来る祭りは、集団離村した集落でも祭りの時には皆が故郷へ帰ってきていて、社で静かな宴が開かれていた。
1983年JPS(日本写真家協会)展で銀賞を受賞した4枚組写真。白川郷のどぶろく祭りで撮影。壺中の天地とは、俗世界とかけ離れた別天地。または、酒を飲んで俗世間を忘れる楽しみの事。