初めて白川郷を訪ねたのは五六豪雪(1980.12〜1981.01)と呼ばれた時の師走。春に再訪すると、離村した集落に残されていた合掌造りの家は皆雪に押し潰されていた。大きな集落から離れた家ではゆったりした時間が流れていて、囲炉裏端でお爺さんに「お兄さんどうぞ休んでいって下さい。どうぞ昼寝していって下さい。」と何度も言われたのも今では夢の中の出来事のようだ。